
2026年7月25日、当団体恒例のイベントである採集会を開催しました。
天候が心配されましたが、前日までの雨は朝には上がり、予定どおり実施することができました。今回も大型バスで、サビイロクワカミキリの発生が確認されている3カ所を巡回しました 。 移動中には、サビイロクワカミキリの生態や捕まえ方について学んでいただいたほか、参加者の皆さまから外来カミキリムシ類に関するさまざまな話題をご提供いただき、車内は終始活気に満ちていました。

1か所目:白河市の造林地
今年新たに調査をした造林地では、約200本のイヌエンジュのほとんどでフラスや脱出孔が見られ、被害の深刻さを実感いただきました。

被害木の樹液には様々な虫たちが集まり、サビイロクワカミキリ以外の虫も採集できました。

ネットに入った成虫を観察しながら慎重につかむ子どもたちの姿はとても頼もしく、将来が楽しみです。 サビイロクワカミキリは特定外来生物に指定されていますので、捕獲した成虫は事務局で準備した「どくびん」に入れ、殺虫処理を行ってからバスに乗りました。

サビイロクワカミキリは、日中は高いところにいます。長い竿の虫採り網で枝先をゆすって捕獲するのがポイントです。

2か所目:毎年採集している造林地
毎年採集会で寄らせていただいている造林地での今年の採集数はわずかでした。他の造林地では、急激に枯木が増える傾向がありますが、こちらの場所では枯木の増加が抑えられており、継続的な捕殺の効果が現われているように見えます。

3か所目:田村市の植栽地
残念ながら午後の田村市は雨が降り出してしまいました。雨具を着用して、採集に挑みました。3カ所目とあって、見つける目が養われてきているのを感じました。特に、子供達の観察力が鋭い!

今回が2回目となる参加者。さすが、見つけ方に加え、採り方もばっちりですね。
今回も多くの方に参加いただき、サビイロクワカミキリの被害や現状を広く知っていただく機会となりました。現時点では福島県のみでの発生ですが、他県でも見つかる可能性は十分あります。参加者の皆さまには引き続き目を光らせていただき、早期発見につながれば幸いです。
※この採集会はイオン環境活動助成金の支援を受けて実施しています。